この「Brak Presents The Brak Show Starring Brak（#1〜#2）」は、「The Brak Show」の前身みたいなもので、ブラックやゾラックが歌って踊るショーになっている。内容は楽しく明るく、わりと無難で健全。「The Brak Show」よりキャラクターの画像の使いまわし度は少なめで、よく動く。ゲスト（実写で登場）は Monica と Freddie Prinze Jr. と The Chieftains。司会はワニのワリー（Wally Gator）。DVDには一部のみ収録（ゲスト登場部分はFreddie Prinze Jr.が出てくる部分のみ収録）。

ゾラック：（歌う）
赤ん坊からキャンディを奪え！
知らない奴からは貰っちゃ駄目だ！
俺はゾラック！俺は知らない奴！

　隣人サンダークリース（戦闘用ロボ）の要塞に招かれたブラック。ペットの金魚の世話を頼まれる。だがハムの食べ過ぎで死なせてしまう。そこでブラックは証拠隠滅しようとするが…。

　サンダークリースの家で戦争が起き、次から次へと「クローンボーグ」たちがサンダークリースを倒しに送り込まれる。でもことごとく皆、間違えてブラックの家へと送り込まれる。
　その戦闘の流れ弾に当たったゾラックの喉から謎の物体「カーマイン」が飛び出す。このカーマインこそが、ゾラックの喉に住んでいて、ゾラックの独特のダミ声の原因になっていた生き物だった。カーマインが取り除かれたお陰で美声になったゾラックはカーマインと共謀して、歌手になって一儲けしようとする。

　ブラック一家は魚料理のレストランか何かに行くことになったが、ブラックだけ「宿題が終わっていないなら行かせない」とママに言われてしまう。

ブラック： 一緒に行ける方法があればなあ。
パパ： 勿論あるさ、息子よ！
ブラック： 本当？
パパ： 単に宿題をやればいいんだ、昨日にな！これでバッチリ！
ブラック： ちょっと待って、どうすればそんな事できるんだよ。
パパ： そんな事できん！また騙されたな！さあ行こうママ！ハッハッハ！

ゾラック： タイムマシンが要るな！
ブラック： ああ、サンダークリースくんの裏庭にあるようなのがね。

そこでブラックとゾラックは、丁度休暇中だったサンダークリースのタイムマシーンを勝手に借りて、宿題をどうにかしようとする。

　今日はサンダークリースの誕生日。だがその日、サンダークリースの製作者たちが彼の戦闘システムを全て停止してしまった。巨大なロボットはもう時代遅れらしい。それを知ったゾラックはサンダークリースの家をメチャクチャにする。丁度その時、ブラックたちの住む星には流星が迫ってきていた！ブラックはサンダークリースを作った会社に頼んでサンダークリースの武器をまた使えるようにしてもらう。そしてサンダークリースはゾラックを片付けてから、彼らの星を救う。そしてブラックたちは全員流行中の伝染病に罹って肝臓に変身してしまいましたとさ。