最近読んだ本とか
[1. まぬけ犬推進委員会推薦図書]
『デス&キャンディ(マックス・アンダーソン)』
モンモン:「アマゾンでも買えるけど発行元のサイトで買った方が安上がりかも。シール付いてきたし。スウェーデン出身のマックス・アンダーソンって人の描いた漫画。面白いキャラクターがいっぱい出てきますぜ。2冊組みですぜ!」
「1冊目は『ピクシー』。人間の体までリサイクルしちゃうような、おかしな社会のシステムに動かされてる現実世界と、時間が逆に進む不思議な世界『死の国』の話。『ピクシー』っていうのは死の国の荒れた地域で、大酒を飲んだり武器で遊んだりして暮らす”胎児”の一人の事なんですぜ!」
「2冊目は『カー・ボーイの冒険』。人間の体に、自動車の形の頭の生えたやんちゃな男の子。ストーリーの展開は、子供向け冒険物語を思わせる(『思わせる』ってだけで、実際は子供向けとしては不適切なので御注意)ゆかいなお話なんですが、ややグロテスクな描写や意味深なブラックユーモアに埋め尽くされてるんですぜ!ひねくれた深読みをすれば頭が痛くなってくる事は必至って感じですぜ!『カー・ボーイの冒険』の他にも、マックス・アンダーソンの短編漫画がいくつか収録されてますぜ。」
「『カー・ボーイの冒険』の話の一つに、コンポストに肉を捨てたら、そこに埋められていたカー・ボーイの両親の死体を肥料にして、肉の木『ミート・トリー』が誕生する話なんかもあって、なかなかシュールで奇抜っぽい感じなんですが、この漫画が描かれた数年後の1999年、実際にスウェーデンの生物学者によって人間の死体を肥料に生まれ変わらせるエコロジー埋葬法『Promessa』が特許を取得!わおー!」
オフィシャルサイト(日本語)
オフィシャルサイト(英語)
『宇宙怪人ゴーストのコミック5冊』
モンモン:「『mycomicshop.com』と『G-Mart Comic Book Store』のサイトで発掘。今度モンモンリポートにコミック紹介でもアップするかも知れませんぜ。」
『白鯨(メルヴィル)』
モンモン:「三等航海士のフラスクとかいう奴が、何か感動的なセリフを言ってたなーって言うのを思い出して読み直したんですけど、そんなセリフありませんでしたぜ!フラスクじゃなくて二等航海士のスタブってのがそれっぽい発言をしてるところがありましたが、あんまり感動的じゃありませんでしたぜ!まあそんなもんなんでしょうぜ!で、この白鯨っていうのは、海の男イシュメールによって語られる、捕鯨船の話なんですが、小説の半分くらいは、イシュメールによる本筋には直接関係のない鯨やら船やらのウンチクで埋め尽くされているので、後半になってくるとだんだんめんどくさくなって来る読者続出間違いなしですぜ!でも、1頭のにっくき白い鯨をひたすら追い続けるエイハブ船長のカリスマストーカーっぷりは必見!あと、それぞれ頭の構造から違いそうな登場人物たちの個性も特徴的!」
しるく:「ジュビビッジュビー(…カリスマストーカー?)」
ロビン:「もっとかっこいい呼び方ないの?」
モンモン:「そうそう、これ初めて読んだ時、丁度近所にスターバックスが出来たんですよね!スターバックスの名前の由来にはこの『白鯨』も関係してるんだとか。」
投稿者Manudog
: 2005年09月19日 14:56
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