まぬ犬 ロビン > 仲間たち > まぬけ犬推進委員会議録 >
[1. まぬけ犬推進委員会推薦図書]
ボンド:「じゃあ今回は、フィンランド国民的叙事詩『カレワラ』を紹介!フィンランドの神話的な歴史や結婚式などの文化が書かれてるよ。」
モンモン:「スケールが大きすぎる大胆なところがナイス!」
ベルナ:「あと、カレワラを編纂したリョンロット博士が、キリスト教に対する異端の宗教としてフィンランドの文化を扱っているように見えたところがちょっと興味深かったわ!!!」
モンモン:「今は『カレワラ』は日本では絶版なんですが、実はまぬ犬も以前その本を持ってたんですぜ。例の幻聴のせいで捨ててしまったんですが…。」
ベルナ:「その版の巻末の解説は良かったわ!!!フィンランドの伝承歌の歌い方とかの知識が載っていたの!!!例えば、歌うときに体を縦に揺らす習慣とか!!!フィンランドのトラッドポップグループ『ヴァルティナ(Värttinä)』で言うと、『Sulhassii』っていう結婚式の曲の歌い方にそれが出ているように見えるわね!!!」
Värttinä - Sulhassii
モンモン:「呪文を歌う時の特徴も書いてありましたぜ!他の呪唱者などに邪魔されないように低く早口で唱えるんだとか。ヴァルティナの愛の呪文の歌『Lemmennosto』も、本当は低い声で口を閉じて歌うものだったらしいですぜ。」
ベルナ:「呪唱の場面は『Äijö』にもあるわ!!!CD『イルマタル(Ilmatar)』の録音ではギターの男性メンバーアンット・ヴァリロ(Antto Varilo)が低い声で早口に唱えるのよね!!!これが基本に忠実なスタイルなのかしら!!??」
モンモン:「唱えてる途中で誰か男性の馬鹿笑いが聞こえるのが好きですぜ!誰の声でしょうかい?呪文のパートはライブのビデオでは女性ボーカルのキルシ・カェーコェネン(Kirsi Kähkönen)やヨハンナ・ヴィルタネン(Johanna Virtanen)が担当してますが、アンットの呪唱シーンも見てみたいモンですぜ!アンットは今ヴァルティナにいないんですが。」
Värttinä - Äijö
ボンド:「『カレワラ』の復刊リクエスト投票はインターネットで受け付けてるよ。こことここでね。最近、在庫がどれだけあるのかわかんないけど、ここから中古で買えるようにもなったみたいだよ。」